石田内科医院

石田内科医院|兵庫県神戸市の糖尿病・脂質代謝内科、呼吸器内科、総合内科

〒651-1233
兵庫県神戸市北区日の峰1丁目15-1
TEL
:078-582-2345
トップページ»  高尿酸血症/痛風の診断・治療指針

高尿酸血症/痛風の診断・治療指針

痛風診断基準(ACR,1977年)

a) 尿酸塩結晶が関節液中に存在すること
b) 痛風結節の証明
c) 以下の項目のうち6項目以上を満たすこと

  1. 2回以上の急性関節炎の既往がある
  2. 24時間以内に炎症がピークに達する
  3. 単関節炎である
  4. 関節の発赤がある
  5. 第一中足趾節関節の疼痛または腫脹がある
  6. 片側の第一中足趾節関節の病変である
  7. 片側の足根関節の病変である
  8. 痛風結節(確診または偽診)がある
  9. 血清尿酸値の上昇がある
  10. X線上の非対称性腫脹がある
  11. 発作の完全な寛解がある

c) を用いた臨床症状からの診断が日常的に行われるが、診断に難渋する場合は積極的に関節液を採取し、a)による確定診断に努めるべきである。

痛風関節炎の診断上の注意点

(1) 痛風発作中の血清尿酸値は高くないこともある。低いからと言って痛風ではないといえないので注意する。
(2) 関節液が得られたら迅速に検鏡し、尿酸塩結晶の有無を同定する。
(3) 痛風結節は診断上価値があるが、頻度は低い。

高尿酸血症の治療方針

>>拡大図はこちら

高尿酸血症の治療方針